「ナゴヤファッションコンテスト2015」最終審査結果
世界8ヶ国からの応募を含む4,181点の作品の中から、6月5日の第1次審査会を通過した32作品がファッションショー形式の最終公開審査会に臨みました。
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最終公開審査会開催日
平成27年9月17日(木)
■審査員(敬称略)
中野 裕通(ファッションデザイナー)/審査員長
原 由美子(ファッションディレクター)
岩谷 俊和(ファッションデザイナー)
廣川 玉枝(ファッションデザイナー)
■審査会場
ナディアパーク・デザインセンタービル3階 デザインホール
審査員による事前審査風景/滝会長から表彰を受けるグランプリ受賞者の赤羽健さん
受賞した10作品/審査員との懇親会の様子
■主催
ナゴヤファッションプロモーション実行委員会
(構成:ナゴヤファッション協会・名古屋市・公益財団法人名古屋産業振興公社)
■特別協賛(五十音順)
株式会社ジェイアール東海髙島屋、株式会社大丸松坂屋百貨店、株式会社名古屋三越、
株式会社丸榮、株式会社名鉄百貨店
■ヘア&メイク協力
MHMAPS・MBA(日本メナード化粧品株式会社)
■演出
辻井 宏昌(atom inc.)
■制作
株式会社ピスタチオ
■後援
中部経済産業局、愛知県、名古屋商工会議所
■審査員からのコメント中野審査員長総評
受賞された方、おめでとうございました。ナゴヤファッションコンテストは、ここ数回、とてもレベルの高いものが続いていて、今年はどうなるのだろうととても心配していたのですが、事前審査のときに、今回はもっと大変なことになると感じました。
結果的には、奨励賞の7番目の作品とシルバー賞との差が3点ぐらいしかなく、これは審査員の中で1点の差もないということで、たいへんな接戦になりました。とても楽しい作品を見せていただいて本当にありがとうございました。
原審査員寸評
受賞された方、おめでとうございます。また、4,000枚以上のたくさんの中から選ばれて作品を作られた方皆さんに、おめでとうと言いたいです。
私は随分長い間、このような審査をしてきましたが、今回ほど大変だったことは珍しいと思います。いつもはデザイン画を選びながら、いざ洋服になったものを見るとちょっと裏切られたり、がっかりすることが多いのですが、今回は「この絵がこれだけ再現されている」、「こんなすごいことになるんだ」といういい意味で裏切られた作品がすごく多くありました。
選ばれた作品を見て感じたのは、何か1つに偏っているということがないということです。民族っぽいもの、ドレス、レディスでもドレスではなく上下で迷彩風なものをロマンティックに仕上げてあるもの、今は男の人が女の人に近い洋服を着るという流れがありますが、これだったらいいなと思うもの、背広っぽいものでも素材がしっかりしていて珍しくきれいに仕上げたものなど、バリエーション豊かにこれだけ揃ったことに感激しました。
岩谷審査員寸評
受賞された皆さんおめでとうございます。
いいデザインが多く、最終的に着られる服に仕上がっているのがとてもよいと思いました。コンテストというと変わった服という印象が今まであったので、着られる服に仕上がっているのはいいことだと思います。
といっても、ファッションのアート性や驚きは新しいものを生み出す上で、必要なことだと思っていて、歴史的にもそういう驚きが新しいものを作り出してきたと思います。そういう意味で、グランプリの赤羽さんは素晴らしい作品だと思いました。
廣川審査員寸評
受賞された皆さんおめでとうございます。
今回は個性的な作品が多く、また高得点の方が多かったと思います。
グランプリの作品は、たくさんのパーツが付き、総合的に幻想的な雰囲気を出していて、ジュエリーを着ているような新しい世界観を見せてくれました。その他の作品も楽しい作品が多く、皆さん、個性的で自分のやりたいことがはっきりしていて、かつ仕事が丁寧なところが素敵でいいなと感じました。
一方で、体を意識したバランスやシルエットなどに注意したら、もっと上の得点が出せたと感じる作品もありました。今後、そういう点に気をつけて頑張っていただいたらよいと思います。
■グランプリ(副賞100万円)
赤羽健 【美しい自然の曲線美】 名古屋モード学園
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■ゴールド賞(副賞30万円)
加納明日香 【blooming marine】 文化服装学院 |
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■シルバー賞(副賞10万円)
永江幸平 【~霊木文樹~】 大阪モード学園 |
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■奨励賞(7名・順不同)(副賞5万円)
■入選(22名・順不同)(副賞3万円)