「ナゴヤファッションコンテスト2017」最終審査結果
世界15ヶ国からの応募を含む4,007点の作品の中から、6月5日の第1次審査会を経て、32作品がファッションショー形式の最終公開審査会に臨みました。
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最終公開審査会開催日
平成29年9月14日(木)
■審査員(敬称略)
中野 裕通(ファッションデザイナー)/審査員長
原 由美子(ファッションディレクター)
岩谷 俊和(ファッションデザイナー)
廣川 玉枝(ファッションデザイナー)
■審査会場
ナディアパーク・デザインセンタービル3階 デザインホール
審査員による事前審査風景/滝会長から表彰を受けるグランプリ受賞者の杉本安寿さん
受賞した10作品/審査員との懇親会の様子
■主催
ナゴヤファッションプロモーション実行委員会
(構成:ナゴヤファッション協会・名古屋市・公益財団法人名古屋産業振興公社)
■特別協賛(五十音順)
株式会社ジェイアール東海髙島屋、株式会社大丸松坂屋百貨店、株式会社名古屋三越、
株式会社丸榮、株式会社名鉄百貨店
■ヘア&メイク協力
MHMAPS・MBA(日本メナード化粧品株式会社)
■演出
辻井 宏昌(atom inc.)
■制作
株式会社ピスタチオ
■後援
中部経済産業局、愛知県、名古屋商工会議所
■審査員からのコメント中野審査員長総評
他の審査員の先生にほとんどお話いただきました。
最後に作品が出来上がったときに、コーディネイトでもっと不思議な作品に仕上げてもらえたら、より個性が出せるような気がします。
原審査員講評
受賞された方、おめでとうございます。また、ここに作品を出された方皆さんにおめでとうと言いたいです。
4,000点のデザイン画の中から選ばれ、実際に作品を作られた方々のレベルの高さは見てお分かりになると思います。本当に点数をつけるのが難しくて困りました。
色をたくさん使い、素材に凝った作品も多く、また、その上でデザイン画をきちんと再現していたものが多くありました。上位の賞に選ばれた作品はどちらかというと単色でシンプルにまとめたドレスっぽいものが多いですが、決してそのような作品ばかりがいいということではありません。色をたくさん使い、凝った素材を作られた方も素晴らしいと思います。
ただ、たくさんの素材を組み合わせて作っている方は、もう少し引いてみて、整理するところは
整理し、活かすところはダイナミックに活かすことが大切だと思います。デザイン画に忠実に、あらゆることをしっかり再現しすぎたため、ちょっとしたバランスでうるさく見えてしまったり、もったいないと思う作品がありました。
全体として、本当に素晴らしい作品ばかりで、とても嬉しく感じ、心が動かされました。
岩谷審査員講評
受賞された皆さんおめでとうございます。
僕の中では、このステージ上にある3作品、グランプリ、ゴールド賞、シルバー賞と22番の長井さん、33番の後藤さんの5作品に高い点数を付けました。
作品の持つアート性やイメージを形にする力、技術力、全体をバランスよく、センスよくまとめる力という点でいい作品であったと思います。
廣川審査員講評
受賞された皆さん、おめでとうございます。受賞されなかった方々も力作ぞろいでした。お疲れ様でした。
今回は、エレガントなドレスや、手の込んだテクニックを使った作品が多く、みんなそれぞれ頑張っていて、とても評価するのが難しく感じました。
その中でも、テクニックとバランスとシルエットに気を使って作られていて、全体のバランスが取れている作品が受賞していると思います。
夢があって面白いと思うデザイン画も多くありましたが、作品になったときに、少し控えめになってしまい、もったいないと思うものが何作品かありました。テクニックも素晴らしく、面白い作品であるのに、ステージに上がると普通の服よりも小さく見えてしまうことがあるので、もっとダイナミックに作ってもらうといいのではないかと思いました。
■グランプリ(副賞100万円)
杉本安寿 【流転】 中部ファッション専門学校
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■ゴールド賞(副賞30万円)
千田拓哉 【ANGRY TORSO】 東京モード学園 |
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■シルバー賞(副賞10万円)
松田悠太 【見えないモノをみようとして ~effective stripe~】 名古屋モード学園 |
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■奨励賞(7名・順不同)(副賞5万円)
■入選(22名・順不同)(副賞3万円)