「ナゴヤファッションコンテスト2022」イベント報告と制作者感想
「ナゴヤファッションコンテスト2022」関連イベントとして、受賞作品の展示や最終公開審査会の映像上映を行い、たくさんの方々にご覧いただきました。また、最終公開審査会に臨んだ制作者から感想をお寄せいただきましたので、その一部を併せて掲載します。
受賞作品の展示(松坂屋名古屋店)
受賞作品計10点を株式会社大丸松坂屋百貨店様のご協力により展示しました。
・日時:令和4年9月21日(水)~30日(金) 10:00~20:00
・場所:松坂屋名古屋店 南館1,2階エスカレーターサイド
最終公開審査会の映像上映
最終公開審査会の映像をサカエチカマチ株式会社様のご協力により上映しました。
・日時:令和4年11月1日(火)~25日(金)7時から23時までの毎時1分25秒頃から約3分間
・場所:サカエチカ クリスタル広場ビジョン
制作者からの感想
運営面について良かった点
●リハーサル後に作品の手直しができ、特にアイロンが用意されていて助かりました。フィッティングでは作品の着せ方や注意点を細かく伝えることができました。メイクやウォーキングは、私の意見を汲んで提案してくださりました。運営の皆さんがとても親切で会場の雰囲気が良かったです。
●最終審査会後の懇親会で審査員の方々と直接話せたことで、結果にも納得でき、すっきりした気持ちでコンテストを終えられました。他のコンテストにはない良いシステムだと思います。
●事前に抗原検査キットをお送りいただき、安心して参加することができました。
●制作期間中のメール等の対応が丁寧で早く、安心できました。前日や当日のリハーサルは、本番さながらでとてもイメージしやすかったです。
●演出家の方がデザイン画を基に考えてくださったかっこいい演出に感動しました。フィッターの方からは、こうした方が良いなど前向きなアドバイスをいただきました。
●安心感のある運営進行で不安やストレスなく参加できました。また、ショーのリハ段階から参加できて、フィッティングやその後の調整、演出における見せ方のリクエストなど、最後まで可能な限り介入させてもらえた点も素晴らしいと感じました。
悪かった点、要望
●懇親会の時間がとても短く、審査員とあまり話せませんでした。一人当たりの持ち時間を決めるなど、平等に話せるようにしてほしいです。
●より円滑な運営のために、モデルさんへのウォーキングやポージング等の要望も書類提出にすると良いと感じました。
●入賞作品以外も素晴らしい作品ばかりだったので、動画配信等で公開されると良いと感じました。
●第1次審査を通過してから作品を制作するまでに審査員からのアドバイスをもらえると良いと思いました。
●副賞の半分を、制作費・交通費・宿泊費として事前に受け取りたい。複数のコンテストに通過しているとお金が足りなくなってしまう。
●最終審査の前に、プレゼンする時間を設けてもらうか、ポートフォリオによる審査を行ってほしい。作品に対して審査員に誤った解釈をされていたため、作品を理解するにはある程度の予備知識が必要と感じた。
コンテストに参加した感想
●リハーサルで初めて、音響や照明の付いたファッションショーという形で自分の作品を見た時は本当に感動しました。また、他の参加作品が素敵なものばかりで、刺激を受けたとともに、自分の中でデザインの幅が広がったと強く感じました。待機時間に他の制作者と、制作中の苦労や作品のテーマなどの話ができて、とても濃い2日間を過ごせました。来年は賞をいただけるようにリベンジしたいです!
●自分が学生の頃に比べてコンテストが非常に減少し、自分の歳で参加できるコンテストはこちらだけでした。レディスだけでなくメンズ、キッズも同列で扱い審査する点も面白いと感じました。自分自身、これまで多くのファッションショーに携わってきましたが、今回ショーの運営も非常に質が高く感心してしまいました。制作者として参加した緊張感もありましたが、それ以上に楽しませてもらいました。レベルの高い制作者たちとの交流や刺激にも繋がり、やはりコンテストというのは価値があると感じます。またチャンスがあれば参加したいと思います。
●制作過程でたくさんの試行錯誤をしたことが成長に繋がりました。このような機会をいただけたことを嬉しく思います。ランウェイでも自分の作品がモデルさんや演出家さんなど多くの人の協力により、一層輝いて見えました。次回も参加したいです。
●自分の作品に対する取り組みが甘いことが身に染みて分かりました。
●今回の参加から受けた刺激は、これからの学びや服作りの大きな活力となるものでした。同じ道に進む制作者の作品への思いを感じ、心が奪われ、改めて服作りや服がもつ強い力を感じました。更なる向上を目指し、日々精進します。ぜひ来年度も参加できるよう頑張りたいと思います。