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ナゴヤファッションコンテスト過去受賞者へのインタビューVol.7

「ナゴヤファッションコンテスト2000」紳士服ゴールド賞受賞・岸上文恵さん


現在のお仕事を教えてください。
今現在は子供服メーカーのデザイナーとして働いています。二人の子供を育てながら働いており、労働時間の制限はありますが、ブランドを一つ任せていただいているので、やりがいを感じています。ファッション専門学校卒業後から現在まで、デザイナー、パタンナー、サンプル縫製など服づくりに携わる仕事をしてきました。

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ファッションを学ぶことになったきっかけは何でしたか?
友達に誘われて、学校見学会に行き、面白そうと思ったので、ファッション専門学校を進路にしました。自分ではその見学会が服飾に興味を持った最初のきっかけと思っていましたが、子供の頃に裁縫箱を持って、針と糸で遊んでいたという話や、小学校の卒業文集に「デザイナーになりたい」と書いていることもあり、見学会に参加するずっと前からすでに服飾に興味を持っていたことがわかりました。家族にアパレル関係者がいないのに、服飾に興味があったということが不思議です。

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ナゴヤファッションコンテストで受賞されていかがでしたか?
コンテストの作品づくりをしながら、同時進行で他にも作品をつくらなければいけない状況が重なり、とても大変でした。ゴールド賞を受賞できるとは思っていなかったので、嬉しかったです。

展示会.JPG仕事を通して学ぶことや感じることはありますか?
デザイナーとして日々勉強しています。知らないことも多いので、素材について、専門用語についてなど学んでおけば良かったと感じています。ビジネスなので、コスト面のことを考えながらも、妥協せずに、一番良い形を見つけることは難しいと感じますが、そこが腕の見せ所でもあると思います。

岸上さんにとって、ファッションとは何ですか?
ファッションとは、目新しいものだと思っています。ファッションは表現の一種ですけど、仕事として求めているのは、目新しさ。物があふれている中で、皆が同じではなく、これだ!と思えるものを日々リサーチしています。目新しさを取り入れながらも、自己満足の物づくりではなく、売れる商品を作ることを考えています。

若手の方々へのアドバイスをお願いします。
経験を積み、知識を得ることが自身の強みとなり、仕事や自分の能力の幅が広がると思います。また、柔軟に対応できる能力も身につくと思います。例えば、デザイナー志望でも、デザイナー業務以外のことを学び、体験してみることが大事だと思います。それによって、視野が広がったり、応用力が備わったりなど、自分にとってプラスになることは増えます。一例ですが、私の場合、特殊なカットソーミシンや刺繍ミシンを使った経験は、商品を考える今の仕事にも非常に役に立っています。