ENK & Moda Manhattan 小売回復で賑わうNYバイヤーショー
7月31日から8月2日に、サーキット・インターメッゾとモーダマンハッタンという二つのバイヤーショーが、ニューヨークのジャビッツセンターで同時に開催された。アメリカの6月の百貨店の売上(同店舗前年比)は平均で6.2%アップした。好調な小売を反映して、バイヤーショーを訪れる人が多い。特にベルベットやベイリー44といった、百貨店やセレクトストアで人気のブランドは、バイヤーがその場で買い付けている。マイケルスターなどのカジュアルブランドも人気だ。
今回の中心は冬物やリゾートである。アイテム的には冬物はボーダーセーター、テラコッタやホワイトのレース編みロングカーディガンなどが売れ筋。前期と微妙にデザインが違う、ベイシックなアイテムにバイヤーの人気が集中する。アクセサリーはファーつきエビエーターハットなどが人気だ。リゾートはミリーのように、レッドやイエローの鮮やかプリントが目立つ。
(宇自可 伶/ファッションプロデューサー。NYコレセミナー開催。)