2013年春夏プルミエールビジョンNYプレビュー展～トルコや韓国のテキスタイル会社目立つ～
2013年春夏プルミエールビジョンプレビュー展が、1月10日と11日にニューヨークで開催された。今回はトルコ特別参加が企画され、トルコのテキスタイル会社の出展が多い。アラブ人や韓国人が目立ち、韓国のテキスタイル会社の出展も多かった。
今期の特徴は花柄プリントやラメレースなど、フェミニンでガーリッシュな傾向。プリントは押し花調の癒し系花柄が新しく、アニマルプリントも目立つ。アジア市場に合いそうな、カラフルストライプやチェックもある。素材的にはクレープなどやわらかさを強調したもの、ワッシャー加工の薄手ジーンズ素材などインディゴ系も人気。メンズではワーキングデニムがテーマの一つで、ストライプデニムが新しい。
色はピンクやパープル、カーキなどのペールカラーが目立つ。サーモンピンクやグリーン系のビビットカラーもある。インド、ブラジル、アラブ市場が強いため、カラフルな傾向が続いているが、全体ににごりのない、ピュアーなきれい色が特徴。メタリックブルーなど、光沢感のあるカラーがハイテク感を強調している。会場全体にエネルギッシュな雰囲気が漂い、景気回復を反映して来場者が増えた。
(宇自可 伶・うじかれい/NY在住のファッションプロデューサー。 )
