平成21年度ナゴヤファッション協会
理事会・通常総会・スペシャルセミナー開催レポート
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■日時
平成21年6月18日(木) 9:30~12:30
■会場ホテル名古屋ガーデンパレス
名古屋市中区錦3丁目11-13
■理事会・総会
実行委員会による事業の円滑な推進とスペシャルセミナーの充実!
9時30分からの理事会では、滝会長からの冒頭挨拶の後、議案書に基づいて議事が進行。平成20年度事業報告・収支決算、平成21年度事業計画・収支予算等が承認されました。
事務局からは、平成21年度の事業推進に当たっては、「ナゴヤファッションプロモーション実行委員会」と「エコファッション実行委員会」を設置し、事業の円滑な推進と専門化を図っていくという点が、また、スペシャルセミナーについても、開催回数を増やすとともに、受講対象者を明確・細分化し、対象者に的確なセミナーを提供していきたいという説明がありました。
続いて10時からの通常総会では、あらためて滝会長が「業界全体が厳しい状況にあるが、このようなときだからこそ、ファッション協会をぜひ有効にご活用いただきたい。インターンシップ事業についても、引き続き、会員企業のご協力をいただきたい」と挨拶。
議事は滞りなく進行し、平成20年度事業報告・収支決算、平成21年度事業計画・収支予算等が承認されました。
最後に来賓を代表して中部経済産業局産業部製造産業課長の岡本様と名古屋市市民経済局産業部地域商業課長の菊池様のお二人が壇上に立たれ、ファッション協会に対する激励のメッセージをいただきました。
実行委員会による事業の円滑な推進とスペシャルセミナーの充実!
9時30分からの理事会では、滝会長からの冒頭挨拶の後、議案書に基づいて議事が進行。平成20年度事業報告・収支決算、平成21年度事業計画・収支予算等が承認されました。
事務局からは、平成21年度の事業推進に当たっては、「ナゴヤファッションプロモーション実行委員会」と「エコファッション実行委員会」を設置し、事業の円滑な推進と専門化を図っていくという点が、また、スペシャルセミナーについても、開催回数を増やすとともに、受講対象者を明確・細分化し、対象者に的確なセミナーを提供していきたいという説明がありました。
続いて10時からの通常総会では、あらためて滝会長が「業界全体が厳しい状況にあるが、このようなときだからこそ、ファッション協会をぜひ有効にご活用いただきたい。インターンシップ事業についても、引き続き、会員企業のご協力をいただきたい」と挨拶。
議事は滞りなく進行し、平成20年度事業報告・収支決算、平成21年度事業計画・収支予算等が承認されました。
最後に来賓を代表して中部経済産業局産業部製造産業課長の岡本様と名古屋市市民経済局産業部地域商業課長の菊池様のお二人が壇上に立たれ、ファッション協会に対する激励のメッセージをいただきました。
■スペシャルセミナー
テーマ:「エコ・リュクスが未来の扉を開く!」
講師:生駒芳子 氏(ファッションジャーナリスト)
引き続き、一般参加の皆様も加わりスペシャルセミナーを開催いたしました。日本で初めて社会問題を取り上げた女性ファッション誌の元編集長、生駒氏が講師とあって、会場には女性の参加者も多く見られました。
冒頭、ラグジュアリーブランドのスケールの大きな社会貢献活動や、ファッション誌によるおしゃれな支援活動、海外セレブたちに広がる継続的なエコアクションなどを、具体例をあげながら紹介。マリ・クレール日本版で、編集長(当時)として、それらを取材・編集にあたる中で生まれた言葉"エコ・リュクス"とは、「一見相反するように見える、エコライフとラグジュアリーライフのバランスの中で、新しく美しい21世紀のライフスタイルを考えようという事」だとし、「エコ=我慢ではなく、楽しみながらバランスをとって暮らしていくべき時代」だと述べられました。
また、「ファッションはデザインだけでなく、"内面の美しさ"すなわち製造される過程や素材ができる経緯も重要」とフェアトレードや天然素材などにも触れるとともに、「アートなど他のカルチャー分野とのコラボレーションにより、刺激し合うことで最終的に消費の原動力になっていく」と、ファッションにもアートにも造詣の深い、生駒氏ならではの数々の具体例も紹介。
さらに、「今やトレンドは上から流されるだけでなく、ブロガー発のトレンドも生まれるようになり、マーケットの逆流現象が起きている」と指摘。「価格やデザインといった結論から始まる消費者目線でのモノづくりが求められている」とし、その具体例として、実際に取材してみてそれまでとは見る目が変わったという "ギャルマーケット"や、30年も前からすでに消費者目線のモノづくりを実践しているIKEAなどを挙げられました。
一方、消費者においても、「買物は企業に一票を投じるのと同じ。環境問題に取り組む企業や製品のサポーターとなり、未来に投資するお金の使い方をする時」と語り、「これからは"美しい消費"の時代。本物の価値を持つものを求め、自分だけでなく地球の未来をも美しくする消費へと価値基準を変えるべき」との呼びかけが、強く心に響きました。
最後は、「エコは経済を停滞させるものではない」「世の中がクールダウンしている今こそ、新しい鍵を握って新しい事を始めるチャンス」と参加者にエールを送って講演は終了。その後の質疑応答コーナーでは、女性参加者からも次々と手が上がり、講演終了後も生駒氏に少しでもお話を伺いたい女性達で順番待ちとなるほどで、予定をオーバーして生駒氏は会場を後にされました。
テーマ:「エコ・リュクスが未来の扉を開く!」
講師:生駒芳子 氏(ファッションジャーナリスト)
引き続き、一般参加の皆様も加わりスペシャルセミナーを開催いたしました。日本で初めて社会問題を取り上げた女性ファッション誌の元編集長、生駒氏が講師とあって、会場には女性の参加者も多く見られました。
冒頭、ラグジュアリーブランドのスケールの大きな社会貢献活動や、ファッション誌によるおしゃれな支援活動、海外セレブたちに広がる継続的なエコアクションなどを、具体例をあげながら紹介。マリ・クレール日本版で、編集長(当時)として、それらを取材・編集にあたる中で生まれた言葉"エコ・リュクス"とは、「一見相反するように見える、エコライフとラグジュアリーライフのバランスの中で、新しく美しい21世紀のライフスタイルを考えようという事」だとし、「エコ=我慢ではなく、楽しみながらバランスをとって暮らしていくべき時代」だと述べられました。
また、「ファッションはデザインだけでなく、"内面の美しさ"すなわち製造される過程や素材ができる経緯も重要」とフェアトレードや天然素材などにも触れるとともに、「アートなど他のカルチャー分野とのコラボレーションにより、刺激し合うことで最終的に消費の原動力になっていく」と、ファッションにもアートにも造詣の深い、生駒氏ならではの数々の具体例も紹介。
さらに、「今やトレンドは上から流されるだけでなく、ブロガー発のトレンドも生まれるようになり、マーケットの逆流現象が起きている」と指摘。「価格やデザインといった結論から始まる消費者目線でのモノづくりが求められている」とし、その具体例として、実際に取材してみてそれまでとは見る目が変わったという "ギャルマーケット"や、30年も前からすでに消費者目線のモノづくりを実践しているIKEAなどを挙げられました。
一方、消費者においても、「買物は企業に一票を投じるのと同じ。環境問題に取り組む企業や製品のサポーターとなり、未来に投資するお金の使い方をする時」と語り、「これからは"美しい消費"の時代。本物の価値を持つものを求め、自分だけでなく地球の未来をも美しくする消費へと価値基準を変えるべき」との呼びかけが、強く心に響きました。
最後は、「エコは経済を停滞させるものではない」「世の中がクールダウンしている今こそ、新しい鍵を握って新しい事を始めるチャンス」と参加者にエールを送って講演は終了。その後の質疑応答コーナーでは、女性参加者からも次々と手が上がり、講演終了後も生駒氏に少しでもお話を伺いたい女性達で順番待ちとなるほどで、予定をオーバーして生駒氏は会場を後にされました。